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脈管系【動脈】Vascular system 2

2019年1月7日

◇動脈系

 

Ⅰ 上行大動脈 Aorta ascendens

 

左心室の動脈口から起こり、肺動脈の後側をこれとねじれて上右前の方に進み、肺動脈の右前(第2胸肋関節の高さ)で大動脈弓に移行する(大動脈と肺動脈のよじれは、ネジと同じ方向の左回り)。

上行大動脈の長さは5~6㎝である。

上行大動脈から派出する枝としては、左右の冠状動脈があるだけである。

 

Ⅱ 大動脈弓 Arcus aortae

 

上行大動脈と下行大動脈との移行部をなす弯曲部である。

上行大動脈に続き、右の肺動脈と左の気管支の上を越えて後方に曲がり、気管と食道の左側を通り、第4胸椎体の左側で下行大動脈となる。

大動脈弓の枝としては、次の3本がある。

 

①腕頭動脈 Truncus brachiocephalicus

気管の前を右の方に上り、右側の胸鎖関節の後で右総頚動脈 Right common carotid arteryと右鎖骨下動脈 Right subclavian arteryとに分かれる。

 

②左総頚動脈 Left common carotid artery

腕頭動脈の左側でじかに大動脈弓から分かれる。

 

③左鎖骨下動脈 Left subclavian artery

左総頚動脈のすぐ左側からでる。

 

哺乳類でも発生の初期には動脈形は左右対称にできるが、のちに右の大動脈弓が消失する。

哺乳類の腕頭動脈は右の大動脈弓の一部が残存したものである。

 

Ⅲ 総頚動脈 Arteria carotis communis

 

頚と頭に分布する動脈と考えてよい。

右は胸鎖関節の後ろのところで腕頭動脈から、左はじかに大動脈弓から起こり、気管と甲状腺との外側を上行し、甲状軟骨の上縁の高さで内頚動脈と外頚動脈に分かれる。

この動脈の分岐部には内側面に頚動脈小体がある。

総頚動脈は下部は胸鎖乳突筋でおおわれているが、上部は頚動脈三角のところで皮膚と広頚筋の直下に現れているから、皮膚の上からその拍動が触れられる。

 

Ⅳ 内頚動脈 Arteria carotis interna

 

総頚動脈から分かれて咽頭の外側を上り、頭蓋底の頚動脈管を通って頭蓋腔の中にはいる。

この時、著しく前方に弯曲している(心臓の拍動による血液の衝撃を殺して、脳組織に均等な血圧の血流を送るための機構であると思われる)。

頭蓋腔のなかではまずトルコ鞍の外側を海綿静脈洞を貫いてS状に前進し、視神経管の直後で眼動脈を分岐し、本幹は後上の方に曲がってさらに数本の枝に分かれて脳に分布する。

内頚動脈の起始部はやや膨らんでいてこれを頚動脈洞という。

洞壁は実験的研究によると循環機能を調節する働きをもち、解剖学的には特殊の知覚神経(主として舌咽神経の枝)の分布を受けているという。

この部を頚椎の肋横突起に向かって圧迫すると、いわゆる頚動脈洞症状(徐脈と降圧)が起こるのはそのためである。

頚動脈洞の壁は血圧感受装置であり、頚動脈小体は化学感受装置(血中のO2やCO2の量の増減を感受する)とされている。

内頚動脈の主な枝は次の通り。

 

①眼動脈

視神経とともに視神経管を通って眼窩に入り、多数の枝に分かれて眼窩の内容(眼球・涙腺・結膜)・眼瞼・前頭部・鼻腔壁などに分布する。

その主な枝は以下。

 

・網膜中心動脈:

視神経の中心を貫いて前進し、視神経円板から網膜に分布する。

・眼窩上動脈:

同名の神経とともに眼窩上壁の前縁を回って前頭部に分布する。

・滑車上動脈:

眼窩上動脈の内側で眼窩上壁の前縁を回って前頭部に現れ、前頭部とその付近に分布する。

この動脈が内眼角部で顔面動脈の終枝である眼角動脈と吻合していることに注意する。

・篩骨動脈:

前後2本あり、眼窩の上内側壁を貫いて篩骨洞、鼻腔壁、脳硬膜などに分布する。

 

②前大脳動脈

③前交通動脈

④前脈絡叢動脈

⑤中大脳動脈

⑥後交通動脈

②~⑥は脳に分布。

 

Ⅴ 外頚動脈 Arteria carotis externa

 

内頚動脈と分かれてその前内側を上行し、顎二腹筋後腹と茎突舌骨筋の内側、下顎角の内側を通って下顎の高さに達し、ここで終枝すなわち顎動脈と浅側頭動脈とに分かれる。

その経過中の主な枝と分布区域とをあげる。

 

①上甲状腺動脈 Arteria thyroidea superior:

外頚動脈の根元から起こり、甲状腺とその付近に分布する。

 

②舌動脈 Arteria lingualis:

ほぼ舌骨の高さで外頚動脈から分かれる。

舌骨後端の上を前内方に行き舌骨舌筋の内側を通って2本に分かれ、下とその付近に分布する。

 

③顔面動脈 Arteria facialis:

舌動脈の少し上方から出る。

顎二腹筋の後腹と茎突舌骨筋の内側を通って前方に折れ、咬筋停止部の前縁のところで下顎底の下を外方に回って顔面に現れ、表情筋の間を縫って斜に上前方に走り、眼角動脈となって内眼角部に至る。

この経過中に上行口蓋動脈、おとがい下動脈、下唇動脈、上唇動脈などを派出し、それぞれの部位に血液を送る。

 

④後頭動脈 Arteria occipitalis:

顔面動脈の少し上方から起こり、顎二腹筋の後腹におおわれて後上方に走り、乳様突起の後ろを回って後頭部にいく。

 

⑤後耳介動脈 Artery auricularis posterior :

後頭動脈のさらに上方から分かれる。

耳下腺におおわれながら後上方に走り、外耳道と乳様突起との間を通って耳介・中耳および後頭部に分布する。

 

⑥上行咽頭動脈 Arteria pharyngea ascendens:

外頚動脈の起始部の近くから起こり、咽頭の外側を上行して咽頭壁と頭蓋底に分布する。

 

⑦浅側頭動脈 Arteria temporalis superficialis :

外頚動脈の終枝で下顎頚の後ろで顎動脈と分かれ、耳下腺に包まれて外耳の前を上行し、多数の枝に分かれて前頭部・頭頂部・側頭部などに分布する。

 

⑧顎動脈 Arteria maxillaris :

外頚動脈の終枝で、側頭下窩・上顎・下顎・鼻腔・口蓋などに分布する。

浅側頭動脈と分かれて下顎頚の内側を通って側頭下窩にはいり、外側翼突筋の外側を前進して翼口蓋窩にはいり、その終枝に分かれる。

経過中の主な枝。

 

 ・中硬膜動脈

 ・下歯槽動脈

 ・頬動脈

 ・後上歯槽動脈

 ・眼窩下動脈

 ・下行口蓋動脈

 ・蝶口蓋動脈

 

Ⅵ 鎖骨下動脈 Arteria subclavia

 

右は腕頭動脈から、左は大動脈弓からじかに起こって肺尖の前を外方へ走り、前斜角筋と中斜角筋の間を通って 外下方に曲がり、鎖骨の下を過ぎて腋窩に出て腋窩動脈となる。

その経過中の枝には次のようなものがあり、主として脳・頚部・胸壁に分布する。

 

①内胸動脈 Arteria thoracica interna

前斜角筋の内側で分かれ出て、前胸壁の後面を下り、前腹壁の中へ入って上腹壁動脈となり、腹直筋の内部で下から上ってくる下腹壁動脈と吻合している。

これは鎖骨下動脈と外腸骨動脈との間の吻合で、いわば大動脈の側副路にあたる。

この動脈はその経過中に心膜と横隔膜に枝を与えるとともに、各肋間動脈とも吻合している。

 

②椎骨動脈 Arteria vertebralis

この動脈は前斜角筋の内側で起こり、第6以上の頚椎の横突起を順次に貫いて上行し、大後頭孔から頭蓋腔にはいる。

環椎の横突孔を貫いた後で急に内側に向かって弯曲していることは注目すべき経過である。

その後左右の椎骨動脈は合一して一本の脳底動脈となり、延髄・橋・小脳・大脳後部に分布する。

 

③甲状頚動脈 Truncus thyrocervicalis

前斜角筋の内側で始まり、ただちにその終枝に分かれる。

その主要なものはつぎの3本である。

 

 下甲状腺動脈:甲状腺とその付近に。

 上行頚動脈:前斜角筋の前を上の方に上る。

 肩甲上動脈:鎖骨の後を外方に走り、肩甲切痕のところで肩甲骨の上縁から背面に回り肩甲回旋動

       脈と吻合している。

 

④肋頚動脈 Truncus costocervicalis

甲状頚動脈の近くで後方に出て、ただちにつぎの2枝に分かれる。

 最上肋間動脈:さらに2本に分かれて第1と第2肋間隙を走る。

 深頚動脈:第7頸椎横突起と第1肋骨との間を通って後方に進み、頚部深層の筋に分布する。

 

⑤頚横動脈 Arteria transversa colli

前斜角筋の外側のところで鎖骨下動脈から起こり、腕神経叢を貫て肩甲骨の上角部に達し、上下の2枝に分かれる。

上枝は上行して頚部の筋に、下枝は肩甲骨の椎骨縁に沿って下り、菱形筋とその隣接筋に分布する。

 

Ⅶ 腋窩動脈 Arteria axillaris

 

鎖骨下動脈の続きである。

腋窩の外側壁を通り、大胸筋付着腱の下縁の高さで上腕動脈に移行する。

その経過中に次のような数本の枝を出して肩甲部・胸郭浅層などに血液を送っている。

 

①最上胸動脈

第1と第2の肋間隙の諸筋に分布する小動脈である。

 

②胸肩峰動脈

三角筋・大胸筋およびその付近に分布する。

 

③外側胸動脈

主として前鋸筋に行く。

 

④肩甲下動脈

肩甲回旋動脈と胸背動脈とに分かれ、前者は肩甲骨の腋窩縁を下からまわり、内側腋窩隙を通って肩甲部の背面へ行き(ここで肩甲上動脈と吻合)、後者は広背筋と前鋸筋の間を同名神経とともに下って、主としてこれらの筋を灌漑する。

 

⑤前上腕回旋動脈

肩関節とこれを包む諸筋に分布する。

 

⑥後上腕回旋動脈

後方へ走り、上腕骨と上腕三頭筋の長頭との間にある外側腋窩隙から上腕後面に出て、肩関節と付近の諸筋に分布する。

 

Ⅷ 上腕動脈 Arteria brachialis

 

腋窩動脈の続きとして上腕の内側を上腕二頭筋の内側縁に沿って下り、肘窩で2終枝すなわち橈骨動脈と尺骨動脈とに分かれる。

その経過中に3本の枝が出て、上腕に分布する。

なかでも上腕深動脈が最も大きく、これは後ろの方に出て、橈骨神経とともに上腕三頭筋の橈側頭と尺側頭との間を外下方に走り、主として上腕の後ろ側に分布している。

 

①橈骨動脈と尺骨動脈 Arteria radialis Arteria ulnaris

前者は前腕前面の橈側を、後者は尺側を互いに並んで下り、途中で前腕にいくらかの枝を与えたのち、手掌において互いに吻合して、浅掌動脈弓と深掌動脈弓をつくり、これから手と指に枝を送る。

橈骨動脈は橈骨下端の前面で皮下を走るから、臨床家が脈をとるのはふつうこの動脈が選ばれる。

尺骨動脈は筋におおわれて、皮下に触れないことが多い。

なお尺骨動脈からは総骨間動脈がでて、後骨間動脈と前骨間動脈とに分かれて前腕の深部に分布する。

 

Ⅸ 胸大動脈 Aorta thoracica

 

第4胸椎体の左側で大動脈弓の続きとして始まる。

初めは食道の左側に沿って走るが、下るにしたがって次第にその後方によじれ、第12胸椎体の前で横隔膜を貫いて腹大動脈となる。

 

⒈臓側枝

 

①気管支動脈

2~3本の細い動脈で、気管支に伴って肺門を入り、肺に分布してその組織に動脈血を供給している(肺の栄養血管)。

 

②食道動脈

胸大動脈の種々の高さで分かれ出る数本の小動脈で、食道に分布している。

 

③上横隔動脈

一対の小枝で横隔膜に分布する。

 

⒉壁側枝

 

10対の肋間動脈である。

胸大動脈から一定の間隔を置いて順次に派出し、第3以下の各肋間隙の前枝とともに走り、胸壁及び上部腹壁に分布し、またそれぞれ内胸動脈および上腹壁動脈と吻合している。

一方、背枝は脊髄神経の後枝とともに背方に走り、脊髄と背中の筋と皮膚に分布している。

 

Ⅹ 腹大動脈 Aorta abdominalis

 

第12胸椎の高さで(すなわち横隔膜を境として)胸大動脈に続いている。

脊柱の前面を下って第4腰椎の前で左右に総腸骨動脈を出し、本幹は細い正中仙骨動脈となって尾骨の先端まで達している。

大動脈は胸大動脈に比べると、その臓側枝が豊富で強大である。

 

⒈臓側枝

 

腹部内臓の血管は泌尿生殖器系に属するものと消化器系の分布するものとにはっきり区別される。

前者は大動脈または内腸骨動脈からの対性の枝であり、後者は大動脈からの非対称性の3本の枝である。

血管の分布のこのような基本法則は腹部諸内臓の発生を考えると当然の結果で、泌尿生殖器系は体軸の両側に対称の原基として発生するのに対し、消化器は一本の腸管が分化して転位して生じるものだからである。

大動脈の直接の枝としては、副腎・腎臓・精巣(卵巣)に対称性の腹腎動脈・腎動脈・精巣(卵巣)動脈が分布し、消化器と脾臓に非対称性の腹腔動脈・上腸間膜動脈・下腸間膜動脈が分布している。

 

①下横隔動脈

一対の小枝で、本幹は横隔膜の下面に分布し、別に小枝を副腎に送っている。

 

②腹腔動脈

横隔膜の直下で前方に出る一本の太い動脈で、直ちに次の3枝に分かれて、胃・十二指腸・肝臓・膵臓・脾臓に分布する。

 

・左胃動脈

胃の噴門部から小弯に沿って走り、主として胃壁を灌漑している。

 

・総肝動脈

これはさらに3枝に分かれる。

右胃動脈は比較的細くて、幽門の近くで分かれだし、胃の小弯に沿って左胃動脈と吻合している。

固有肝動脈は小網の肝十二指腸間膜の中を門脈や総胆管とともに走り、どこまでもこれらと行動を共にして肝門から肝臓の中に入り、肝臓に酸素と栄養を供給する。

胆嚢もこの動脈から血液を受けている。

胃十二指腸動脈は上膵十二指腸動脈を十二指腸と膵臓に送るほか、右胃大網動脈を胃の大弯部に派出している。

 

・脾動脈

膵臓の上縁に沿って左方へ走り、脾門から脾臓の中に入る。

その経過中にいくつかの細枝を膵臓に与える。

また左胃大網動脈を出し、これは胃の大弯部に沿って左から右の方に走り、右側の同名動脈と吻合している。

 

③上腸間膜動脈

腹腔動脈のすぐ下で大動脈から分岐する一本の太い動脈で、膵臓の後ろを通って十二指腸下部の前面に現れる。

ここで腸間膜の中に入って著しく分岐し、主として小腸と大腸の頭側半とに分布する。

なお基部からは下膵十二指腸動脈が出て、上膵十二指腸動脈とともに膵臓と十二指腸に分布する。

 

④下腸間膜動脈

腹大動脈の下部から起こり、下行結腸・S状結腸・直腸に分布する動脈で、上腸間膜動脈よりも小さい。

直腸に行く枝を上直腸動脈という。

 

⑤副腎動脈

一対の小動脈で副腎に分布する。

 

⑥腎動脈

これも対性で、上腸間膜動脈の下から左右に出て腎臓に入る。

一枝を副腎に送っている。

右の腎動脈は下大静脈の後ろを通る。

 

⑦精巣動脈・卵巣動脈

腹大動脈の中部から起こる一対の細い動脈で、尿管に沿って斜めに下外方に下り、精巣または卵巣にいく。

精巣や卵巣がこのように高いところから血管を受けていることは、これらの器官が胎生時に腎臓の近くに存在していたことを物語るものである。

 

⒉壁側枝

 

これは胸部の肋間動脈に相当するもので、4対の腰動脈である。

肋間動脈と同様の経過を示しながら、脊髄・腰部および腹壁に分布している。

 

Ⅺ 総腸骨動脈 Arteria iliaca communis

 

第4腰椎の前で大動脈から分かれて外下方に走り、仙腸関節の高さで内外の腸骨動脈に分かれる。

この経過中には枝はない。

 

Ⅻ 内腸骨動脈 Arteria iliaca interna

 

総腸骨動脈から派出し、骨盤の外側壁に沿って骨盤腔にはいり、多数の臓側枝と壁側枝に分かれる。

この動脈では腹大動脈とは逆に、壁側枝の方が臓側枝よりも強大である。

臓側枝は卵巣と直腸上部を除くすべての骨盤内臓に分布する。

 

⒈臓側枝

 

①膀胱動脈

上下2対あって、膀胱に行っている。

そのなかで上膀胱動脈は臍動脈の枝である。

 

②臍動脈

胎生時に前腹壁の後面を上って臍帯から母体の胎盤に行く動脈である。

生後は閉塞して臍動脈索として残っている。

 

③精管動脈(男性)

非常に細い動脈で精管に達したのち2枝に分かれ、精管の壁上を走って一方は精嚢に、他は精巣上体に至る。

 

④子宮動脈(女性)

精管動脈と相同のものであるが、これよりは強大である。

子宮広間膜の中を通って子宮に達し、更に枝を膣・卵管・卵巣に送っている。

妊娠時には特に太くなる。

 

⑤中直腸動脈

下腸間膜動脈の枝である上腸間膜動脈、内陰部動脈の枝である下直腸動脈とともに直腸(中部)に分布する。

 

⒉壁側枝

 

①腸腰動脈

後上方に上り、下腰部と腸骨窩に分布する。

 

②閉鎖動脈

若干の小枝を骨盤内壁に派出したのち、同名の神経とともに骨盤の側壁にある閉鎖孔を通過してその付近に分布している。

 

③上殿動脈・下殿動脈

これらは大坐骨孔を(前者は梨状筋の上を、後者は梨状筋の下を)通って臀部に出、殿筋とその付近に分布する。

 

④内陰部動脈

坐骨の内側を前進し、下直腸動脈、会陰動脈、陰茎動脈(陰核動脈)をはじめ多数の枝に分かれて会陰と外陰部に分布する。

 

ⅩⅢ 外腸骨動脈 Arteria iliaca externa

 

内腸骨動脈と分かれて前下方に走り、鼠経靱帯の下にある血管裂孔を通って大腿の前面に現れ、大腿動脈となる。

その枝である下腹壁動脈は鼠経靱帯の直下で分岐し、前腹壁の中を上行する。

その時はじめは鼠径靱帯の後ろで深鼠径輪の内側を通り、それから腹膜下を走り、更に上るにしたがって次第に腹直筋の内部に進入し、この筋のなかで上腹壁動脈と吻合している(内胸動脈とつながっている)。

この動脈が深鼠径輪の内側を通ることは臨床上ヘルニアの診断に重要な意義がある。

 

ⅩⅣ 大腿動脈 Arteria femorails

 

外腸骨動脈の続きとして鼠径靱帯の下に始まり、下るにしたがって次第に大腿の内側から後側にまわり、膝関節の後面すなわち膝窩において膝窩動脈となる。

その経過中にたくさんの枝を出すが、とくに大腿深動脈は非常に太く、さらに内側大腿回旋動脈、外側大腿回旋動脈その他の枝に分かれて大腿の全領域に血液を送っている。

 

膝窩動脈

大腿動脈の続きとして膝関節の後面を下り、ヒラメ筋の起始部で2終枝すなわち前後の脛骨動脈に分かれる。

その経過中、若干の枝を出して膝関節とその付近に分布している。

 

前脛骨動脈

下腿の上部で脛骨と腓骨との間の骨間膜を貫いてその前面を下り、途中で付近の筋と皮膚に枝を与えながら背側に至り、背側動脈となる。

 

後脛骨動

ヒラメ筋の下層を下って内果の下を後ろから前へまわり、足底に達して足底動脈となる。

後脛骨動脈の起始部の近くで分枝する腓骨動脈は本幹の外側をこれと並行して下り、外果の付近に達している。

足背動脈は弓状動脈となって足根との境のところを弓を描いて外側に向かって走り、その凸側から中足と指に向かって枝を出している。

足底動脈は足底の深層で足底動脈弓をつくり、それからさらに中足と指に枝を送っている。

 

ⅩⅤ 正中仙骨動脈 Arteria sacralis mediane

 

大動脈の終末をなす細い動脈で、仙骨と尾骨の前面を下って尾骨の先端に達する。

その末端は尾骨の先端または背側にある尾骨小体に終わる。

 

 

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